徳島県が大変なことに

十月からレジ袋を有料化した海陽町内のあるスーパーで、備え付けの買い物かごがなくなるケースが増えている。マイバッグを持たずに来店した買い物客が一枚五円のレジ袋を買い渋り、買った商品をかごごと持ち帰っているためとみられる。思わぬ被害を受けた店は「環境保護に協力しようと有料化したのに」と、困惑している。

この店では、以前にも備え付けのかごがちょくちょくなくなっていたが、有料化後に急増した。
店側は正確な数字をつかんでいないものの、担当者によると「十月から目に見えて数が減った。店に残っているのは、有料化前の半分ぐらい。二カ月間で百個はなくなった」という。

買い物客が増える年末には、かごが足りなくなる恐れがあることから、約百個を近く買い足す。かごは一個約八百円で「ばかにならない経費」と、担当者は悲鳴を上げている。